お赤飯にはどんな意味?
お祝いごとに欠かせない食べものといえば、お赤飯。
ごま塩をかけると、小豆のほんのりとした甘みが引き立って、
素朴な美味しさです。
小豆は炊いているうちに皮が破れてつぶれやすいため、最近では
小豆よりもやや粒が大きい「ささげ」という豆を使うことが多く
なりました。
それにしても、なぜお祝いごとにお赤飯を炊くようになったので
しょうか・・・。
理由はその色にあるようです。
小豆の赤は太陽の色であり、邪気を払う力があると信じられてきました。
また、稲作が伝わったころのお米は、小豆のような色をした「赤米」で
大変な貴重品だったといいます。
それをお供えしていたことから、赤い色に染めたごはんが縁起物として
今日まで伝えられてきたのです。
重箱にお赤飯を詰めた後、上に飾りとして南天の葉を添えることがありま
す。
これも「難を転じる」という縁起をかついでいるのです。
皆さんもこれから何かお祝い事がある時に手作りしてみては
如何でしょうか。